こんにちは。今回は2020.1.1に発売となった 「この素晴らしい世界に祝福を! エクストラ あの愚か者にも脚光を! 6 騎士の誓いをあなたに」 について書いていきます。今回はダストの過去に関係するリオノール姫が登場します!注目です!
Overview : 概要
タイトル | この素晴らしい世界に祝福を! エクストラ あの愚か者にも脚光を! 6 騎士の誓いをあなたに |
著者 | 昼熊 |
イラスト | 憂姫はぐれ |
原作 | 暁なつめ |
イラスト | 三嶋くろね |
出版社 | 角川スニーカー文庫 |
出版日 | 2020.1.1 |
ページ数 | 264 |
著者が違う外伝である「あの愚か者にも脚光を!」ですが、ついに6巻まで到達し、オリジナルキャラクターであるフェイトフォーやリオノール姫が登場しました。今回の6巻ではリオノール姫が中心のお話のようです。ダストの過去について最も知るキャラクターが登場するわけで、ダストの過去が明かされるようです。楽しみです。
また、今回同時発売として、このすばの短編集「この素晴らしい世界に祝福を! よりみち!」と暁なつめ先生の別シリーズ作品「戦闘員、派遣します!
5」が発売しています。こちらもブログで取り上げているのでよかったら読んでみて下さい!
Short Story : 店舗特典小説
「フェイトフォーと飲食店」 | ゲーマーズ |
「ダスト、雑貨屋でバイトする」 | とらのあな |
今回はフェイトフォーのお話とゆんゆんとのお話です。どっちもダストのアクセルの日常についてのお話です。フェイトフォーが好きかゆんゆんが好きかで選ぶといいかもしれません!
Introduction : あらすじ
かつての相棒フィトフォーから、元主であるリオノール姫の来訪を予告された。
身の危険を察知したダストはアクセルを離れようとするが、気づけばリーンと姫様が入れ替わっていて!?
「久しぶりね、ライン・シェイカー。しばらく冒険者として暮らすことにしたから、よろしくね!」
昔と変わらず自由奔放すぎる姫様に振り回されるダスト。
一方、リオノールの身代わりとして城に捉えられたリーンは、遂にダストの過去を知る事となって――。
果たして、王国随一の天才と謳われたドラゴンナイトが国を追われた理由とは?
駆け出し冒険者の街に身を潜めていたチンピラ冒険者は今、再び騎士の誓いを立てる!
(本体裏表紙より引用)
前回の5巻の最後にはダストのライン・シェーカー時代の主、リオノール姫が登場しました!今回の6巻では5巻の引きの通り姫がアクセルに登場するようです。5巻の最後で明らかにヤバそうなの雰囲気があった姫ですがどのような活躍をするのでしょうか!?楽しみです。
Story
第一章 あのお転婆姫が騒動を
リオノール姫がアクセルに来ると聞いたダストは姿を隠そうとするも、リオノール姫は自身にそっくりなリーンとすでに入れ替わっていた!リオノール姫のペースに乗せられてフェイトフォーとアクセルの街を紹介するダスト。バイトで売り子をしたり、サキュバスの店やウィズの魔道具店、フェイトフォーと食事をしたりとダストとの日常をリオノール姫は楽しんでいた。
第二章 あの逃避行の真相を
この章ではダストがリオノール姫をフェイトフォーの背中に乗せて連れ去るという、伝承通りのシーンが回想されます。
ダストが姫と逃避行をして最後には捕まり、国を追われるまでの物語です。
第三章 あの約束の冒険を
逃避行中に姫と約束をしていた冒険、つまりクエストを受けることにしたダストとリオノール姫。ゆんゆんとロリ―サを連れてジャイアントトード2匹とジャイアント・アースウォーム討伐のクエストを受ける。一方の城に囚われたリーンは姫に嫉妬しながらも姫として身代わりを意地で務めることにする。
第四章 あのドラゴンナイトに決着を
城からの刺客と思われた女はなんと魔王軍の幹部であった。命を狙われたことを危惧してリーンと入れ替わり元に戻ろうとする姫であったが、あまりのお転婆とリーンが純粋なこともあって元祖リオノール姫を捨て、新リオノール姫としてリーンを受け入れる執事やメイドたち。リーンは姫とダストの関係に嫉妬してダストに「姫様よりあたしが大事なら連れ出してみなさいよ」という。ダストのリーン奪還作戦が始まるのであった。
エピローグ
リーンとダストの関係に進展が!そんな甘いムードをぶち壊すように、ギルドから魔王軍襲撃についての緊急招集が発令される。
Impression : 感想
今回はだいぶ内容の濃い1冊だったと思います。リオノール姫はもうとんでもないお転婆であのカズマよりもクズで有名なダストも手を焼いていたほどです。そして、本編でも散々謎になっていたドラゴンナイトと姫の物語も明かされる事となりました。ゆんゆんが語っているようにロマンチックな感じではなかったですが、リオノール姫からしたらとても楽しい日々であったのではないかなと思います。そして最後にはリーンとダストが結ばれました!あのダストがね、ここまで来るとは思いもよりませんでした。
そして今回の表紙と前回の表紙を見てみて下さい!
そっくりなリーンとリオノール姫で対になっております。見比べてみるのも面白いかもしれません!
そして途中で現れた魔王軍の一言「凶暴でダサくて臭いと評判の魔王軍(P.206)」。おいおいそれを魔王軍側の人間が言っちゃうの??てかその評判絶対アクシズ教が流布してるやつだよね??というわけでこの一文がジワジワきました。やっぱりアクシズ教徒は魔王軍最大の敵でもあるかもしれません。みなさん、エリス教に入信しましょう!
「あの愚か者にも脚光を!
6」は時系列的には本編の15巻から16巻の間の時系列かと思われます。セレナの事件の後のようですからね。そして最後にはアクセルの街を襲う魔王軍幹部襲撃に繋がる引きがありますので16巻の直前くらいが今回の時系列と考えられます。果たして7巻はどうなるのでしょうか?本編はカズマ視点なのでアクセルの街の防衛戦は見ることはできませんが、「あの愚か者にも脚光を!」では見ることができそうです!関係が進展したリーンとダストの様子も気になるところです。あと、個人的にはアクセルの街の防衛戦ということでウィズやバニルの戦いも見れそうで楽しみです。映画ではもうやってくれましたが笑。
というわけで「あの愚か者にも脚光を! 6」はダストの過去も明らかになり、非常に楽しく読むことができました。次の7巻も楽しみです!
以上です。お読みいただき、ありがとうございます。またよろしくお願いします。
2020.01.01 19:23 2020.04.08 04:31