【感想】 劇場版 幼女戦記 感想


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劇場版でも幼女は暴れる

こんにちは。今回は2019/2/8に公開となった「劇場版 幼女戦記」を観に行ってきたので書いていきます。

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Overview of Movie Saga of Tanya the foil

幼女戦記とはカルロ・ゼン氏による作品で、2017年1月にテレビアニメ化されました。
簡単に言うと、超合理主義な日本のサラリーマンであった主人公が同僚によって駅のホームから突き落とされた際に、現れた神を自称する”存在X”が信仰心のない主人公の様子を嘆き、過酷な状況に追い込めば自分に対する信仰も生まれるのではないかと考え、主人公を第一次、第二次世界大戦のヨーロッパに似た世界に”幼女 ターニャ”として転生させる。そこで優れた魔法適性を見出されたターニャは世界大戦に巻き込まれていく…。といった感じです。
自分は原作は未読でTVアニメシリーズのみを見て劇場版を見に行きました。

スタッフ

原作 カルロ・ゼン

(「幼女戦記」/KADOKAWA刊)

キャラクター原案 篠月しのぶ

監督 上村 泰

キャラクターデザイン・総作画監督 細越裕治

脚本 猪原健太

副監督 春藤佳奈

服飾デザイン 谷口宏美

魔導具デザイン 江畑諒真、月田文律

銃器デザイン 秋篠Denforword日和、大津 直

音楽 片山修志

アニメーション制作 NUT

配給 角川ANIMATION

製作 劇場版幼女戦記製作委員会

キャスト

ターニャ 悠木 碧

ヴィーシャ 早見沙織

レルゲン 三木眞一郎

ルーデルドルフ 玄田哲章

ゼートゥーア 大塚芳忠

シューゲル 飛田展男

ヴァイス 濱野大輝

ケーニッヒ 笠間 淳

ノイマン 林 大地

グランツ 小林裕介

ド・ルーゴ 土師孝也

ビアント 小柳良寛

ドレイク 高岡瓶々

ウィリアム・ドレイク

森川智之

エドガー 福島 潤

ビビ 田村睦心

メアリー 戸松 遥

ロリヤ チョー

ヨセフ 稲垣隆史

Introduction : あらすじ

統一暦1926年。
ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐率いる、帝国軍第二〇三航空魔導大隊は、
南方大陸にて共和国軍残党を相手取る戦役を征す。

凱旋休暇を期待していた彼らだが、本国で待ち受けていたのは、参謀本部の特命であった。

曰く、『連邦国境付近にて、大規模動員の兆しあり』。
新たな巨人の目覚めを前に、なりふり構わぬ帝国軍は、自ずと戦火を拡大してゆく……

時を同じく、連邦内部に連合王国主導の多国籍義勇軍が足を踏み入れる。

敵の敵は、親愛なる友。
国家理性に導かれ、数奇な運命をたどる彼らの中には、一人の少女がいた。

メアリー・スー准尉。
父を殺した帝国に対する正義を求め、彼女は銃を取る。
(劇場版幼女戦記公式サイトより引用)

今作はアニメシリーズの直接の続編となっています。アニメ最終話の共和国軍の南方大陸での蜂起のシーンから始まります、

Q.原作未読でも大丈夫?

A.大丈夫です!
実際自分は原作未読でアニメシリーズのみの鑑賞で行ったのですが、全く問題ありませんでした。特に違和感なく、劇場版でパワーアップした戦闘シーンを観ることができました。でもこの機会にせっかくだから原作も読んでみたいと思います。

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以下ネタバレ注意

Impressions : 感想

「やっぱりこの作品は劇場映えする作品だな!」と思いました。幼女戦記は戦記物である以上、引いた全体の画が多くなると考えると大画面を用いることのできる劇場版が作られるのも合理的だなと感じます。
今作はまず、テレビアニメシリーズ放送時に同時にYoutubeにアップされていた「ようじょしぇんき」のデフォルメされたターニャたちが劇場内での注意喚起を行います。ついつい起立してはいけませんよ笑。
戦場はテレビアニメシリーズからの続きで南方大陸における共和国軍との戦場から、連邦国軍との東部戦線へと移っていきます。
共和国軍との南方戦線は共和国軍司令部をターニャ率いる第二○三航空魔導大隊が叩くことでなんとかなりましたが、その後帝国へ戻ったターニャが自分の大隊の損耗が軽微だと言ってしまった事によって次なる戦線へ移動することに。まさしく「どうしてこうなった〜!?」といったところでしょう。そして迎えた連邦国の国境ではまさしく帝国への戦争準備をしている場面でついに帝国との戦争に移っていきます。
とまあ映画の内容はこのぐらいにして、今作は「どうしてこうなった〜!?」という台詞には注目です。これはターニャに限らずです。この台詞は幼女戦記を代表するものであることは間違いないです。
今作で一番印象に残ったのは映画の終盤、メアリー・スーとターニャの一騎打ちの場面です。今作は父を殺されたメアリーがターニャへの憎しみを全面に押し出して戦いを挑んできます。戦争を外交の一手段であり非合理的で感情を介入させるものではないと捉えているターニャにとって、規律を乱し自分の感情を優先させて襲ってくるメアリーとの対比が物語を面白くしています。メアリーはその厚い信仰心から存在Xの加護を受けていると考えられるのですが、その防御力と魔力量はとんでもないようです。ターニャとの戦闘の際に光学術式という魔法で攻撃してくるのですが、「は?強すぎない?」と思ったほどの迫力でした。一言で表すなら極太レーザー。ターニャも珍しくムキになって感情を露わにして迎え撃ってしまうところが驚きです。しかし途中でしっかりと感情を捨てて修正していくあたりが流石です。
また、今作は音響が大変素晴らしいです。映画館ってやっぱりずるいなあと思いました笑。自宅の環境ではこうもいきませんからね。
更に映画のサウンドトラックも購入したのですが、劇場版ということもあってか音に迫力があります。今作を見た方にはぜひ聞いてみてほしいです。

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映画の終わりも今後につながるような終わり方だったので今後に期待です!

以上です。ご拝読ありがとうございました。またよろしくお願いします。



2019.03.05 21:00  2020.04.20 01:01